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蔵内県議会議長 政務活動費で政治資金パーティー 違法疑い

福岡県議会の蔵内勇夫議長が2022、23年の政治資金パーティーで、会場代などに政務活動費計約174万円を充てていたことが、「しんぶん赤旗」日曜版編集部の調べで判明しました。

政務活動費は地方自治法の規定に基づき、議員の調査研究活動などのために「必要な経費」として税金から支給されているものです。
パーティーの経費に充てるのは、目的外使用で違法の疑いが濃厚です。

カネ集めのパーティーの会場代等の半分を税金から支出

蔵内氏が代表を務める資金管理団体「福岡文化政経会」政治資金収支報告書によると、2022年6月の政治資金パーティーは、約4258万円の収入、経費は約399万円で、もうけは約3859万円(利益率約91%)。経費の内訳には、会場代の139万5746円について「政務活動費按分」と記載があり、69万7873円を政務活動費から支出していました。資料印刷代についても政務活動費から17万6千円を支出。計約87万円を税金から支出していました。

2023年9月のパーティーは、収入3608万円、経費約257万円。利益率約93%。経費のうち記念品代や会場代について「政務活動費と按分」と明記されており、政務活動費から計約87万円を支出したとみられます。
福岡県議会の「政務活動費に関する事務処理要領」には、党勢拡大を目的とした政党活動や後援会活動、選挙活動、私的活動への支出は不適当と明記されています。

政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授は「政治資金パーティーは、政治資金を集めるための私的な政治活動だ。その経費として公金である政務活動費を充てることは目的外支出にあたり、違法の疑いが出てくる」(「しんぶん赤旗」日曜版6月28日)と述べています。

蔵内勇夫氏の政務活動費目的外使用

政務活動費の目的外使用は違法

政務活動費で政治資金パーティー券を購入することは違法との判決があります。

日曜版編集部の取材に対し、県議会事務局は、2019年頃から、政治資金パーティーと県政報告会を2部制で同時開催する場合は、県政報告会の経費として政務活動費の支出を認めてきた、と説明。しかし、蔵内氏の2023年2月のパーティーは政務活動費の支出がなく、整合性を欠いています。

上脇教授は「パーティーと同じ会場で続けて開催している以上、県政報告会は政治活動の延長として開かれたとしか考えられない。政治資金パーティーはカネ集めを目的とした私的な政治活動だ。その経費に公金を充てることは違法であり許されない。県政報告会とパーティーは別々に開催すべきで、県議会は公金の使い方のルールを見直すべきだ」(「しんぶん赤旗」日曜版7月5日)と指摘しています。

「返還した」と言っても公金詐取の疑いは消えない

大谷しんこ「海外視察」問題等対策チームリーダーが会見

この問題について、日本共産党福岡県委員会の大谷しんこ「海外視察」問題等対策チームリーダーは6月26日、県庁記者クラブで記者会見を行いました。

日曜版編集部によると、蔵内事務所が6月24日午後、2020年度~23年度の政務活動費収支報告書を修正し、24日付で計約325万円を返還した、と説明しました。

大谷氏は概要次のように述べました。

お金を県に返還したから、問題はなかったことにはなりません。そして、返還したということは、間違いを自ら認めたということではないでしょうか。

蔵内氏は「違法ではない」と言っているようですが、政務活動費の目的外使用は明白な違法行為です。

事務的ミスではなく、政治資金パーティーの会場代などの経費を浮かせて、パーティー開催による「利益」を増やす目的で、政務活動費を使ったということになります。

蔵内氏が自分のカネ集めのために公金を詐取した疑いがあるのではないでしょうか。

県議会の問題について、この間に県民のみなさんとお話しすると、口々に「あれはいかん」と言われます。燃料高騰や物価高騰、くらしも営業も大変になり、日々の生活に精一杯、県民の怒りはますます広がるばかりです。

先日の記者会見で蔵内議長は「海外旅行は続ける」と言い放ち、県民が何に怒っているのか理解せず、まったく反省の見られない。蔵内氏は県議会議長として適格といえるでしょうか。

議会改革プロジェクトチームが発足したとのことですが、政務活動費の目的外使用の違法性を認めない蔵内議長のもとで、改革などできるはずがありません。

蔵内氏は議長辞任を

大谷氏は、蔵内氏に対して、県民に納得のいく説明と謝罪をすることと、すみやかに議長を辞任することを求めると表明しました。

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