県議会「海外視察」および議長・副議長ポスト金銭授受疑惑についての申し入れを行いました

日本共産党福岡県委員会と対策チームは7月23日、福岡県議会に対して申し入れを行いました。
福岡県議会議長 蔵内 勇夫 様
2026年7月23日
日本共産党福岡県委員会 委員長 内田 裕
同「海外視察」問題等対策チーム
リーダー 大谷 しんこ
県議会「海外視察」および議長・副議長ポスト金銭授受疑惑についての申し入れ
私たちの調査で、蔵内勇夫議長の専決で、自らが会長をつとめる日本獣医師会の2025年8月の中国訪問を、「ワンヘルス公務」という目的を冠して県議会の「海外視察」にして、全体の費用の98%を公費でまかなうという“公私混同”が行われていたことが発覚しました。「ワンヘルス公務」が目的となっている少なくない「海外視察」も”推して知るべし”です。
また、私たちの調査で、蔵内議長が、同氏の政治資金パーティーの会場費などに政務活動費を充てていたという違法支出も明らかになりました。この指摘をうけて、蔵内氏はあわてて4カ年分の政務活動費を返還しており、違法行為だと認めたのも同然です。
さらに、県議会の議長・副議長を経験した県議会議員らが、「長年の慣例」(元副議長の自民党県議会議員の証言)として、議長・副議長ポストをめぐり自民党県議団幹部から要求されて多額の金銭を支払い、議長就任パーティーで回収していたと証言しています。多額の現金を渡したと名指しされた蔵内議長や中尾正幸副議長らは「事実無根」と否定していますが、事実であれば政治的、道義的責任はまぬがれません。
私たちのところには、県内全域、そして全国から、党派を超えて、県議会に対する怒りの声が毎日のように寄せられています。これらの多額の公費をつかった“海外旅行”や議長・副議長ポストをめぐる多額の「裏金づくり」の疑惑は、多くの県民が物価高で苦しんでいるときだけに、県政史上最悪の政治不信をまねいています。さらに、県民に対してまともな説明もせず、責任転嫁と開き直りを繰り返す蔵内議長らの無反省ぶりが、県民のつよい怒りをまねいています。
日本共産党福岡県委員会は、県議会として以下のことを実施するようつよく求めます。
- 今任期の2023年度以降の海外視察について、その内容と支出が適切かを県民が検証できる情報をすべて公開するとともに、徹底検証し、適切でない支出は当該参加議員が返還すること。徹底検証されるまでの間、まず今年度は、いっさいの海外視察を中止すること。
- 蔵内勇夫議長は、自らの権限で“公私混同”、異常な高額旅費、“観光旅行”まがいの行程などの「海外視察」を主導し、そのことへの反省が皆無であることや、政務活動費の違法支出の事実だけをみても議長の資格がない。その蔵内氏が議長をしているかぎり、疑惑の真相究明も議会改革も前にはすすまない。よって、蔵内勇夫氏にはただちに議長を辞任するよう求める。
- 議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑について、①金銭の出所を調べ、政治資金収支報告書への脱法的不記載、議員同士の寄付を原則禁じた公職選挙法や政治資金規正法に違反した事実がないかを明らかにすること。②議長就任パーティーの収入について、自民党県議団幹部に出した金銭の補填のために少なく記載した虚偽記載がないか、パーティー収入から議員個人への補填による確定申告逃れがないかを調査すること。③「長年の慣例」との証言があり、現職県議会議員だけでなく議長・副議長経験者の元職を含めた調査を行い、徹底的な究明を行うこと。④公職の地位の売買が事実であれば、関係した議員は政治的、道義的責任をとって辞職すること。
- 県議会として徹底した真相解明を行うために、百条委員会を設置すること。






