8月17日の臨時県議会での蔵内勇夫議長に対する議長職の辞職勧告決議案の採決が中止されたことに厳しく抗議し、蔵内氏の議長職辞職と百条委員会設置を引き続きつよく求める
2026年8月17日 日本共産党福岡県委員会 委員長 内田 裕
本日の臨時県議会で、自民党議員が蔵内勇夫議長に対する議長職の辞職勧告決議案の採決中止を求める動議を提出し、賛成多数で可決されたことで同決議案の採決は見送りとなった。日本共産党は、主権者である県民の怒りの声に逆らい、辞職勧告決議案の採決中止動議に賛成した会派と議員に対して厳しく抗議し、蔵内氏のすみやかな議長職辞職と百条委員会設置による真相究明、政治的、道義的責任の追及をつよく求めるものである。
わが党は、動かしようのない事実をあげ、蔵内氏には議長の資格がなく、蔵内氏が議長をしているかぎり、疑惑の真相究明も議会改革も前にはすすまないとして、県議会への申し入れ等で、蔵内氏にただちに議長職を辞職するよう繰り返し求めてきた。また、わが党も全面的に賛成してとりくんでいる7人の県民有志がよびかけた署名は、要請項目の一つとしてすべての県議会議員に対して蔵内議長の解任を求めている。
蔵内議長が自らの権限で、異常な高額旅費と“観光旅行”まがいの行程などの「海外視察」を主導してきたことはまぎれもない事実であるが、わが党の調査で、蔵内議長が「ワンヘルス公務」という目的を冠した“公私混同”の「海外視察」を専決していた事実も発覚した。ところが、蔵内氏にはそのことへの反省が皆無である。
また、わが党の調査で、蔵内議長が、同氏の政治資金パーティーの会場費などに政務活動費を充てていたという違法支出も明らかになった。この指摘をうけて、蔵内氏はあわてて4カ年分の政務活動費を返還しており、違法行為だと認めたのも同然である。
さらに、県議会の議長・副議長を経験した県議会議員らの証言は、「長年の慣例」として議長・副議長ポストをめぐり蔵内氏らの自民党県議団幹部から、多額の現金を要求され支払い、そのカネは他会派への議長・副議長就任への根回しのためだったというものである。これは、歴代の自民党県議団幹部が主導し、与党会派幹部も巻き込んで、議長・副議長ポストをカネで売り買いしてきたという県政史上最悪の疑惑である。事実であれば政治的、道義的責任が厳しく問われる。8月16日、蔵内議長は「(金銭授受疑惑は)一方的な報道で、結論も出ていない中での(辞職勧告)決議案はいかがなものか」「議長を辞めなきゃならないと、マスコミのみなさんが一方的に報道しておると感じます」と開き直っている。蔵内氏のこの間の言動には、この問題の真相究明への真摯な姿勢がまったくない。
服部知事はこの間、「ワンヘルスと言えば、何でも予算が付くと誤解させた」「蔵内さんに対する過度な配慮というものが、私も含め執行部の側にあったと。このことは認めざるを得ない。過度な配慮・忖度が生じるような関係は一切断っていく」とのべた。知事が蔵内氏への忖度を認めた「ワンヘルス」を冠した事業を「根底から見直す」(知事)というのならば、「新規事業の凍結」「名称の変更」ですまさず、着手済みの事業もふくめたすべての事業を中止し、徹底した解明を行うことが不可欠である。
わが党は、蔵内氏がすみやかに議長を辞職し、県議会自身が百条委員会を設置して県政をめぐるあらゆる疑惑の真相を究明し、関係者の政治的、道義的責任を徹底的に追及することを求め、県民とともに力をつくす決意をあらためて表明する。






