第50回衆議院議員総選挙

2024年10月28日　日本共産党福岡県委員会

10月27日投開票の総選挙で、九州・沖縄ブロックでは、「オール沖縄」でたたかった沖縄１区の赤嶺政賢さんが激戦を勝ち抜いて宝の議席を守りぬくとともに、比例の現有１議席を確保し、田村貴昭さんの４選を勝ち取ることができました。全国的には、日本共産党は８議席へと後退させる残念な結果となりました。

ご支援いただきました「しんぶん赤旗」読者、後援会員、支持者のみなさん、連日猛奮闘された党員のみなさんに、心から感謝申し上げます。

選挙結果の全体は、自民党・公明党の石破政権与党が過半数を大きく割り込み、厳しい審判が下されました。福岡県でも裏金事件にかかわった武田良太元総務相など３つの小選挙区で自民党公認候補が敗北しました。

日本共産党と「しんぶん赤旗」は自民党の裏金事件を世に暴き、組織的犯罪行為として徹底追及しました。選挙中には自民党非公認候補に政党助成金から２０００万円が支給され、「裏金議員」が「裏公認」されていたことを明らかにして国民の怒りを広げ、自民党を追い詰めました。

また、日本共産党は、物価高騰への無策、社会保障切り捨て、外交そっちのけの大軍拡など「自民党政治」を厳しく批判し、消費税減税、中小企業支援による最賃１５００円、賃上げと一体の労働時間短縮、社会保障の危機打開、外交による東アジアの平和構築、石炭火力も原発もゼロ、ジェンダー平等など、「自民党政治をこう変える」という希望の対案をしっかりしめし、共感を広げました。県内でも８人の小選挙区候補を先頭にした街頭宣伝、訪問や電話での対話、ＳＮＳ発信などで政策を語り広げました。
また、野党共闘は立憲民主党が安保法制廃止の政策合意から脱落し、全国的な共闘の条件が失われるもとで、福岡５区では、「市民連合ふくおか」の要請を受けて日本共産党県委員会と立憲民主党県連が選挙協力で合意し、日本共産党は候補者を取り下げ、堤かなめ氏を支援しました。結果、堤氏は小選挙区では及ばなかったものの比例復活で当選しました。

日本共産党の論戦と政策が有権者に響き、「自公過半数割れ」という政治的変化を生み出す役割を果たしたことは間違いありません。

今回の総選挙でかかげた公約の実現にむけて、運動に取り組む決意です。

同時に、こうした情勢のなかで、日本共産党が議席でも得票でも後退したのはなぜか。みなさんからの率直なご意見をお聞きし、選挙総括を進めていきます。その教訓を生かして来年夏の参議院選挙での勝利をめざし、強く大きな党づくりを進めていきます。

２カ月半後には北九州市議選がたたかわれます（１月17日告示、26日投票）。事実上の「オール与党」市議会の中で、暮らしを守るかけがえのない役割を果たす日本共産党市議団の現有８議席を絶対確保し、八幡東区での議席奪還で９人全員当選を必ず勝ち取るため全力をあげます。

今後とも、いっそうのご支援、ご協力をいただきますよう、心からお願いします。

2023年9月28日更新　日本共産党福岡県委員会

• 7月16日に１区、３区、６区の小選挙区予定候補者を発表しました。
• 8月10日に２区の小選挙区予定候補を発表しました。
• 9月26日に5区、8区、9区、10区の小選挙区予定候補者を発表しました。
• 9月27日に、7区の小選挙区予定候補者を発表しました。
• 10月13日に「福岡５区　村山まさみさんの立候補をとりやめ」の声明を発表しました。