筑豊地区委員会
香春町議・松田美穂氏の除名について
2022年4月5日 日本共産党筑豊地区委員会
(1)日本共産党筑豊地区委員会は4月2日、「市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす」ことを党員の権利と義務の第1に掲げた党規約(第5条1)に違反する行為があったことから、香春町会議員である松田美穂氏を日本共産党から除名することを決定しました。国民の苦難の軽減を立党の精神とし、命と暮らしを守るために全力で奮闘すべき地方議員が、住民の信頼に背く行為をしたことを心から謝罪します。
(2) 福岡県は3月25日、障がい児通所支援事業所 「ピタゴラス」の指定取消処分を発表しました。処分の事由は、①障がい児通所給付費の不正請求、②監査時における虚偽報告、③不正の手段による事業所の指定です。不正請求は720万円にのぼります。福岡県の聴聞に出席がなく、陳述書の提出はありませんでした。
この「ピタゴラス」を運営する株式会社「みらいーと」は、松田美穂氏の自宅が所在地であり、本人が設立当初から取締役を務めていることが、その後の党の調査で明らかになりました。「ピタゴラス」では本人が「施設責任者」の位置にあったとあります。
福岡県が指摘する不正の手段による事業所指定、及び、給付費に不正請求は、本人が2021年3月に町議会議員に当選する以前からの行為です。町議会議員になったあとも、福岡県の監査に対し虚偽報告を行っていました。
党の調査に対して本人は当初、「県との見解の相違」などと答えしましたが、福岡県の指摘との矛盾が明らかになると、処分事由に示された事実に本人が関わったことを認めました。
党はまず、党議員の立場とは相容れないことを指摘し、党規約第43条及び第44条にもとづき速やかに議員を辞職するよう求めました。しかし本人は、これを最終的に拒否する態度を表明しました。党に対して事実を明らかにしようとせず、党の指導に従わない態度でした。
(3) これらの事実は明らかに、「市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす」 (党規約第5条1)、及び、 「党の議員は、規律に反し、また国民の利益をいちじるしく害して責任を問われた場合は、 決定にしたがって、議員をやめなければならない」 (同第43条及び第44条)に違反する行為です。党は、本人の意見表明を聞いた上で、規律違反による処分として最も重い除名処分としました。
直方市
渡辺和幸
直方市
那須和也
宮若市
和田善久
田川市
佐藤俊一
田川市
柿田孝子
鞍手町
宇田川 亮
鞍手町
西藤典子
小竹町
宮野一男
小竹町
広瀬正子
福智町
田崎みゆり
添田町
永沼嘉代子